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IELTSのための文法項目 「受動態」
受動態について
受動態の使い方や重要なポイントを理解し、文法力を高めることで、IELTSのスコアアップを目指しましょう。
スピーキングとライティングで目標のバンドスコアを達成するためには、文法の正確さと適切な表現力を身につけることが重要です。受動態を効果的に使いこなし、より自然で説得力のある英語表現を目指しましょう。
この記事では、IELTSの試験で役立つもう一つの文法構造、すなわち「受動態」に焦点を当てて解説します。
「態」とは何か?
文法において、「態」とは、ある出来事における動作(場合によっては状態)と、その出来事に関わる主体(主語、目的語)との関係を表すために動詞がとる形態のことです。
態には能動態と受動態があります:
能動態で書かれた文では、文の主語がその動作を行います。(例:She wrote the letter.彼女は手紙を書いた。)
一方、受動態では、動作の対象となる人や物などが主語になります。(例:The letter was written.その手紙は書かれた。)
では、受動態はいつ使い、どのように作るのでしょうか?
「受動態」の意味がわかったところで、いつ、どのように使うのかを見ていきましょう。
簡単に言えば、受動態は、動作の対象となる人や物に焦点を当てたいときや、動作を行う人・主体を明示する必要がないときなどに使います。
上記の例「その手紙は書かれた。」では、私たちの注意は手紙に向けられます。すでにお気づきかもしれませんが、受動態は「be動詞」(適切な時制)と過去分詞(written、invited、stolenなど)を使って作ります。では、どのような状況で能動態の代わりに受動態を使うべきでしょうか?
受動態の使い方
受動態は、一般的に次のような場合に用いられます:
1. 行為者(実行者)が誰なのか分からない場合
For much of human history, animals have been captured and put in zoos for our entertainment.
人類の歴史の大部分において、動物は私たちの娯楽のために捕獲され、動物園に収容されてきました。
2. 聞き手や読者にとって行為者が誰なのか明らかな場合
I recently quit my job because I was being paid less than my less experienced, male colleagues.
私は最近、自分より経験の浅い男性の同僚たちよりも低い給料しか支払われていなかったため、仕事を辞めました。
3. 行為者が誰であるかを知る必要がない場合
What a lot of people in western countries don’t realize is that most of their fancy clothes are made overseas in rural and poor areas.
欧米諸国の人々の多くが気づいていないのは、彼らのおしゃれな服のほとんどが、海外の農村部や貧困地域で製造されているということです。
4. 一般的に「人々」が行為者である場合
Nowadays, most movies and TV shows can be streamed online.
現在では、ほとんどの映画やテレビ番組をオンラインでストリーミング視聴することができます。
受動態を使う際、上記のすべての例のように行為者を省略することもできますし、行為者が重要な場合は前置詞句(by + 行為者)で表現することもできます。
One of the best gifts that I’ve ever received was a necklace that was given to me by my grandmother.
私が今まで受け取った贈り物の中で最高のもののひとつは、祖母から贈られたネックレスでした。
受動態ではどのような時制が使えますか?
受動態は、さまざまな時制で使うことができます。ただし、基本的に目的語を取る他動詞が受動態の対象となり、自動詞は通常、受動態にできません。以下の表は、受動態で最もよく使われる形の例を示しています。重要な点として、自動詞では受動態の構文を作りません(例:She died. とし、「She was died.」とは言いません)。また、誰かの誕生について話す際は、「be」の過去形と「born」を使います(例:He was born in Scotland. とし、「He is born in Scotland.」とは言いません)。
実生活と同様に、IELTSのスピーキングおよびライティングセクションでは、いつでも受動態を使用することができます。また、受動態はIELTSスピーキングでもライティングでも使用できますが、特に説明文やレポートなどのフォーマルな文章でよく使われます。
| 時制 | be動詞の形 | be動詞の後ろの動詞の形 | 例 |
|---|---|---|---|
| 現在形 | am/are/is | + 過去分詞形 | Finally, the product is delivered to local supermarkets. 最後に、その製品は地元のスーパーマーケットに届けられます。 |
| 現在進行形 | am/are/is | + being + 過去分詞形 | That cathedral is being repaired as we speak. あの大聖堂は、まさに今、修理されています。 |
| 過去形 | was/were | + 過去分詞形 | A significant increase in sales was witnessed between the years 2000 and 2010. 2000年から2010年の間に、売上の大幅な増加が見られた。 |
| 過去進行形 | was/were | + being + 過去分詞形 | We didn’t know, but we were being monitored that day. 私たちは知らなかったが、その日、私たちは監視されていた。 |
| 現在完了形 | have/has | + been + 過去分詞形 | I haven’t been asked to participate in the project. 私はそのプロジェクトに参加するように頼まれたことがありません。 |
| 過去完了形 | had | + been + 過去分詞形 | An important lesson had been taught. 重要な教訓が教えられていた。 |
| 助動詞を使った受動態 | can/will/might/could/may/must | + be + 過去分詞形 | Trophy hunting may be allowed in some countries, but that doesn’t mean that it’s OK. トロフィーハンティングは一部の国では許可されているかもしれませんが、だからといって、それが問題ないというわけではありません。 |
| 助動詞+have been+過去分詞 | could must | + have been+過去分詞形 | The project could have been cancelled had it not been for him. 彼がいなかったら、そのプロジェクトは中止されていたかもしれない。 |
実際、ライティング・タスク1では、特に工程や図を説明するときに、この構文を何度も使う必要があるかもしれません。この分野をもっと練習する必要があると感じるなら、IELTSの準備をする際に、文法力の向上に集中する時間を確保するようにしましょう。
出典:IDP IELTS Australia サイトhttps://ielts.com.au/australia/about/news-and-articles/article-grammar-for-ietls-a-look-at-the-passive-voice
※本記事は原文をもとに日本語訳・一部編集を行っています。