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IELTSスピーキングで食べ物について自然に話す方法

2026/10/28

身近な「食べ物」から、IELTSスピーキングの表現力を磨く

食べ物の魅力は、単においしいということだけではありません。その一例がお寿司です。毎年6月に行われる「国際寿司デー」には、世界中の人々がSNSに寿司の写真を投稿したり、家族や友人と一緒に寿司を作ったりして楽しみます。

このように、食べ物には、おいしさだけでなく、人々の交流を生み出し、異文化への理解を深め、ライフスタイルの一部となる魅力もあります。食べ物は、単に食べるものではなく、人と人とをつなぎ、さまざまな経験を共有するきっかけにもなるのです。

そんな「食べ物」はIELTSのトピックの中では頻出として登場します。ただ、独立したテーマとしてだけではなく、文化・ライフスタイル・伝統・旅行の思い出などと結びつけて出題されます。そんな私たちの生活の様々な側面と深くかかわっているトピックである「食べ物」のテーマについて本記事では、対策方法を説明します。

IELTS part1:身近な話題においての「食べ物」

IELTSスピーキングテストのPart 1(Introduction and Interview:自己紹介・インタビュー)では、試験官から家、仕事、勉強、趣味など、身近な話題について質問されます。その中には、次のように食習慣や食べ物の好みについて直接尋ねられる質問も含まれます。

  • What kind of new food would you like to try?/ 新しく挑戦してみたい食べ物は何ですか
  • Do you like cooking?/ 料理をするのは好きですか
  • What was the last meal you cooked?/ 最後に作った料理は何ですか
  • Do people in your country generally eat meals at home?/ あなたの国では、一般的に家で食事をする人が多いですか。

しかし、食べ物について話す機会は、このような直接的な質問だけではありません。例えば、「自由時間には何をするのが好きですか」という質問に対して、料理について話したり、現在食品業界で働いている場合には仕事について説明する中で食べ物の話題が出てきたりすることもあります。

つまり、食べ物は単独のテーマとしてだけでなく、さまざまな話題と関連づけて自然に話せるテーマだということを意識しておくことが大切です。

IELTSスピーキング Part 1で、練習をしている人の様子を見てみましょう。

IELTSスピーキング Part 2:食べ物について長く話すコツ

IELTSスピーキングテストのPart 2では、与えられたトピックについて2分間話す力が評価されます。このパートでは、自分自身の経験をもとに話すことが求められるため、次のようなテーマでは食べ物が話題に出てくることがよくあります。

  • celebrations or festivals/ お祝いごとやお祭り
  • memorable meals/ 思い出に残っている食事
  • someone who had a significant influence on you/ 自分に大きな影響を与えた人
  • holidays and travel/ 休日や旅行

この場合、食べ物そのものがメインテーマではないこともあります。しかし、理由を説明したり具体例を挙げたりする際に、食べ物を話の材料として使うことで、内容をより豊かにすることができます。

IELTSスピーキング Part 3の食べ物に関するトピック:より深く掘り下げて話そう

IELTSスピーキングのPart 3では、試験官はPart 2で話した内容に関連する質問をします。ここでは、Part 2よりも一般的で抽象的な視点からテーマについて議論します。このパートでは、自分の意見を述べて根拠を示す力、分析する力、議論する力、そして推測する力が評価されます。このパートでは、食べ物を通して次のような幅広いテーマについて話すことがあります。

  • cultural celebrations/ 文化的なお祝い
  • traditions and customs/ 伝統や習慣
  • societal changes and modern lifestyles/ 社会の変化や現代のライフスタイル
  • health and diet/ 健康や食生活
  • global influences/グローバル化の影響
  • travel and tourism/ 旅行や観光
  • the environment/環境問題
  • advertising/広告

Part 2と同様に、Part 3でも食べ物は補助的な役割を果たすことが多いです。つまり、食べ物自体について議論するというよりも、別のテーマをより深く説明するための具体例や切り口として食べ物を活用する場面が多くあります。

IELTSスピーキングで回答を自然に広げる方法

IELTSスピーキングテストでは、3つのパートすべてで共通するスピーキングスキルが求められます。スピーキングテストがどのような基準で評価されるのかについては、IELTS Speaking Band Descriptors(評価基準)で詳しく確認できます。

回答するときは、普段の会話をするように自然に話すことを意識しましょう。ただし、一文だけで終わるような短い答えは避けることが大切です。自分の英語力を十分に示せるよう、回答を適切に広げることを心がけましょう。回答を発展させるための代表的な方法を見てみましょう。

回答を広げる方法例
自分の意見を述べるIn my opinion, home-cooked meals are healthier because you can control the ingredients.(私の考えでは、家庭料理のほうが食材を自分で管理できるので健康的です。)
理由を述べるPeople are changing their eating habits because they are more aware of health and environmental issues.(健康や環境問題への意識が高まっているため、人々の食習慣は変化しています。)
具体例を挙げるFor example, at Lunar New Year, we usually eat dumplings.(例えば、旧正月には私たちは普段、餃子を食べます。)
メリット・デメリットを述べるWhile eating out is convenient, it can be expensive in the long run.(外食は便利ですが、長い目で見ると費用がかさむことがあります。)
自分の気持ちを表現するSushi is not really my cup of tea.(寿司はあまり私の好みではありません。)
自国の状況について説明するIn my country, there are a lot of international restaurants now.(私の国では、現在たくさんの外国料理店があります。)
解決策を提案するGovernments should invest more in public campaigns that promote healthy eating.(政府は健康的な食生活を促進する啓発活動に、もっと投資すべきです。)
将来について予測するI think more people will eat plant-based diets in the future.(将来は、植物由来の食事を選ぶ人がさらに増えると思います。)
比較・対比するCompared to the past, people today eat more convenience food.(昔と比べると、今の人々は加工食品や手軽な食品を食べる機会が増えています。)

IELTSスピーキングの回答が不自然に聞こえてしまう理由

IELTSスピーキングでは、自分の英語力を示すために幅広い語彙を使うことは大切です。しかし、それと同じくらい重要なのは、その語彙を自然で適切に使えることです。ここでは、IELTS受験者によく見られる間違いを紹介します。

1. 暗記した回答をそのまま話す

避けるべきこと

IELTSスピーキングの回答を丸暗記するのは避けましょう。試験官は追加質問(フォローアップ・クエスチョン)をするため、暗記した回答かどうかはすぐに分かります。暗記した回答は、本当のコミュニケーション能力を反映していないと判断され、スコアが下がる可能性があります。

代わりにやってみましょう
試験官の質問をよく聞き、自分の言葉で答えましょう。自分が使い慣れている語彙や文法を使い、たとえ「完璧」でなくても、自然に話を発展させることが大切です。

2. トピックに関する難しい語彙を詰め込みすぎる

避けるべきこと

難しい単語や専門用語を無理に使う必要はありません。例えば、食べ物について話すときに、料理評論家(フードクリティック)のような話し方をする必要はありません。そのような受験者は、話が本題からそれたり、語彙の使い方を間違えたりすることがよくあります。


代わりにやってみましょう
話題に合った語彙をいくつか選び、自分の考えを分かりやすく説明しましょう。複雑な語彙を間違って使うよりも、シンプルで正確な英語を適切に使うほうが、はるかに効果的です。

3. 無理にイディオムを使う

避けるべきこと

状況に合わないイディオムや、自信を持って使えないイディオムを無理に使わないようにしましょう。意味や使い方を間違えると、相手に伝わりにくくなってしまいます。

代わりにやってみましょう
意味や使う場面をしっかり理解しているイディオムだけを使いましょう。不自然だったり間違っていたりするイディオムをいくつも使うよりも、適切な表現を一つ自然に使うほうが、はるかに良い印象を与えます。

食べ物について自然な英語で話すために

食べ物に関する語彙リストは役に立ちますが、あくまでも出発点として考えることが大切です。IELTSスピーキングでは、実際の日常会話のように自然に話すことが最も重要です。そのためのコツの一つが、コロケーション(よく一緒に使われる語の組み合わせ)を身につけることです。

コロケーション(Collocations)

コロケーションとは、自然に一緒に使われる2語以上の組み合わせのことです。以下は、食べ物に関する話題で役立つ代表的なコロケーションです。

コロケーション意味例文
junk foodジャンクフード(脂肪・糖分・塩分が多く、栄養価の低い食品)Many people rely on junk food because it is cheap and convenient.(多くの人は安くて便利なのでジャンクフードに頼っています。)
home-cooked food家庭料理Home‑cooked food is usually healthier than takeaway meals.(家庭料理はテイクアウトより健康的なことが多いです。)
comfort food心が落ち着く食べ物・思い出の味My favourite comfort food is macaroni cheese because my mum used to make it for me.(私にとってのソウルフードはマカロニチーズです。母がよく作ってくれました。)
street food屋台料理Night markets are popular places to enjoy street food in Malaysia.(マレーシアではナイトマーケットで屋台料理を楽しめます。)
processed food加工食品Eating too much processed food can increase the risk of health problems.(加工食品を食べ過ぎると健康問題のリスクが高まります。)
organic foodオーガニック食品・有機食品Yue usually buys organic food even though it’s more expensive.(ユエは値段が高くても有機食品を買います。)
ready meal調理済み食品・温めるだけの食事Kiran eats ready meals on weekdays when he doesn’t have time to cook.(キランは平日に時間がないのでレディミールを食べます。)
light meal軽食Dana usually has a light meal like sushi in the evening.(ダナは夕食に寿司のような軽い食事をします。)
balanced dietバランスの取れた食事Doctors recommend a balanced diet to maintain good physical health.(医師は健康維持のためにバランスの取れた食事を勧めています。)
plant-based diet植物性食品中心の食生活Plant‑based diets are growing in popularity due to environmental concerns.(環境問題への関心から人気が高まっています。)
fresh ingredients新鮮な食材Using fresh ingredients can significantly improve the flavour of a dish.(新鮮な食材を使うと料理の味が大きく向上します。)
batch cooking作り置き・まとめ調理Batch cooking helps families save time during busy weekdays.(作り置きをすると忙しい平日に時間を節約できます。)
healthy options健康的なメニューRestaurants should offer more healthy options on their menus.(レストランは健康的な選択肢をもっと提供すべきです。)
eating habits食習慣Eating habits are strongly influenced by culture and family background.(食習慣は文化や家庭環境の影響を強く受けます。)
local dish郷土料理・名物料理Trying a local dish is a great way to experience a new culture.(郷土料理を食べることは文化を体験する良い方法です。)
served hot/cold温かい(冷たい)状態で提供されるGazpacho is a Spanish soup that is traditionally served cold.(ガスパチョは伝統的に冷製で提供されます。)
shop locally地元で買い物をするGovernments should encourage people to shop locally to support small businesses.(政府は地域経済を支えるため地元での買い物を奨励すべきです。)
reasonably priced手頃な価格のThe university café is popular because its meals are reasonably priced.(大学のカフェは手頃な価格なので人気があります。)
family gathering家族の集まりI really enjoy family gatherings because everyone shares food and stories.(家族で集まると食事や会話を楽しめるので好きです。)
special occasion特別な行事・お祝いPaolo usually goes back to his village for special occasions like New Year.(パオロは新年などの特別な行事には故郷へ帰ります。)

句動詞(Phrasal Verbs)

句動詞も、自然な英語を話すうえで非常に役立ちます。句動詞とは、動詞+前置詞・副詞などでできた表現で、意味が単語だけでは分からないことも多いため、一つのフレーズとして覚える必要があります。

句動詞意味例文
eat out外食するWe usually eat out on Fridays.(私たちはたいてい金曜日に外食します。)
pig out (on)(口語)食べ過ぎる・ドカ食いするLast night we watched a movie and pigged out on pizza.(昨夜は映画を見ながらピザを食べまくりました。)
force down無理やり食べる・飲み込むI didn’t like the soup, but I forced down a few mouthfuls because I didn’t want to seem rude.(スープは好きではありませんでしたが、失礼にならないよう少しだけ食べました。)
snack on~を間食するOmar likes to snack on fruits and nuts while he’s studying.(オマールは勉強中によく果物やナッツをつまみます。)
throw togetherあり合わせで手早く作るClaudia threw a chicken salad together using leftovers from the fridge.(クラウディアは冷蔵庫の残り物でチキンサラダをさっと作りました。)
cut down on~を減らすMany people are trying to cut down on sugar to improve their health.(健康のために砂糖を減らそうとする人が増えています。)
pass down(世代から世代へ)受け継ぐRecipes are often passed down through families.(レシピは家族の中で代々受け継がれることがよくあります。)
put on(イベントを)開催するThe community puts on a picnic every year.(地域では毎年ピクニックを開催しています。)
stock up on買いだめするWe stocked up on canned food before our camping trip.(キャンプ旅行の前に缶詰をたくさん買い込みました。)
shop around値段を比較して買うIt’s smart to shop around at the market before you buy any fruit.(果物を買う前に市場で値段を比べるのが賢い方法です。)

イディオム(Idioms)

イディオムも、自然な日常英語の重要な要素です。句動詞と同様に、文字どおりの意味では理解できないことが多いため、一つの表現として覚える必要があります。

イディオム 意味 例文
not be someone’s cup of tea あまり好きではない・好みに合わない Buffet restaurants are not my cup of tea.(ビュッフェ形式のレストランはあまり私の好みではありません。)
the icing on the cake 花を添えるもの・さらに良くするもの

The wedding was spectacular but the fireworks at the end were the icing on the cake.(結婚式は素晴らしかったけれど、最後の花火がさらに華を添えてくれました。)

sweet tooth 甘いもの好き

Many children have a sweet tooth, which can lead to unhealthy eating habits. (多くの子供は甘いものが大好きですが、それが不健康な食習慣につながる可能性があります。)

from scratch 用意されたものではなく一から・始めから

Do you prefer cooking from scratch or buying ready meals? (一から料理をするのと、出来合いの料理を買うのと、どちらが好きですか?)

someone’s eyes are bigger than their belly/stomach 欲張りすぎる

Rob ordered two desserts, but he couldn’t finish them because his eyes were bigger than his belly. (ロブはデザートを2つ注文したが、欲張りすぎて全てを食べきれなかった。)

IELTSスピーキングで食べ物について話す練習方法

IELTSスピーキングの練習問題に取り組むことは、良いスタートになります。しかし、練習を試験対策だけに限定しないことも大切です。

普段の生活の中で、気軽に英語で話す機会も積極的に活用しましょう。そうした場面では、プレッシャーの少ない環境で、自分の意見を伝えたり、新しい語彙を自然に使ったりする練習ができます。

また、食べ物について話すときは、「好き・嫌い」だけにとどまらず、さまざまな視点から話す練習をしてみましょう。例えば、友人や同僚、クラスメートに次のような食べ物に関する経験や意見を聞いてみるのもおすすめです。

  • 食習慣や食べ物の選び方
  • 買い物や料理
  • 子どもの頃や旅行・休暇の思い出
  • 文化的な伝統や習慣
  • 食べ物が環境に与える影響
  • 趣味や余暇の過ごし方
  • 健康や栄養
  • 食品の広告やマーケティング
  • グローバル化(国際化)

練習するときに意識したいポイント

練習では、次のことを意識しましょう。

  • 自然なスピードで、はっきり話すこと
  • ディスコースマーカー(つなぎ表現)を使って話を整理すること
  • 理由や具体例を加えて回答を広げること
  • 適切な語彙を幅広く使うこと

寿司について話す場合でも、食生活の変化について話す場合でも、あるいは家族のお祝いについて話す場合でも、無理に難しい英語を使って印象づけようとするより、その場に合った自然な英語で話すほうがずっと大切です。IELTSスピーキングテストは、意見を伝えたり、経験を説明したり、身近な話題について分かりやすく自信を持って話したりする「実際のコミュニケーション能力」を測るために作られています。

そして、これらは仕事や留学、日常生活でも必要となるスキルそのものです。IELTSを「試験」としてではなく、「実際の会話」として捉えて取り組めば、IELTSで良い結果を目指すだけでなく、その先の学業や仕事、日常生活でも役立つコミュニケーション能力を身につけることができるでしょう。

出典:IDP IELTS Australia サイトFood Vocabulary for IELTS Speaking Test: What to Say & How | IELTS Australia

※本記事は原文をもとに日本語訳・一部編集を行っています。

※本記事内の一部画像は、生成AIを活用して作成しています。

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