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IELTSサクセスストーリー 第二弾 西脇さん(横浜市立大学)のお話

IELTS受験が、どのように自分の成功に結びつきましたか?

IELTSは留学に必要な英語力の基礎をつける上で、とても大事な役割を持っていると思います。例えばリスニングでは、大学のインターナショナルオフィスや旅行代理店への電話のやり取りといった、基本的な英語の応答を理解できるか、ということが問われます。このようなことが普通にこなせなければ、おそらく留学が厳しいものとなるでしょう。こういった意味で、IELTSのテスト対策・受験が自分の留学経験をさらに良いものにしてくれたと思います。また、多くの留学生がIELTSを受験して留学しているわけですから、IELTSが会話のネタになることも多々ありました。英語力だけでなく、日常生活でも、思いのほか自分自身の身近にIELTSがありました。

留学をしたいと思ったきっかけは何ですか?

自分はもともと(具体的には大学1年時くらい)「留学をしたい」という願望がありませんでした。そんな思いとは裏腹に、大学や新聞などのニュースでは毎日「グローバル」という言葉を見聞きしていました。そのような中で、ある日、大学の国際ボランティアというプログラムの参加者を募集しているということを聞き、「短期だしやってみようか」という気持ちで参加することを決めました。そのプログラムはアイスランドのVikという都市にあるニンジン農家さんのお手伝いを約15日行うというものでした。そこで出会った世界各国からの参加者と交流をしていくと、自己紹介の一環で「あなたの専攻は何?」とよく聞かれることに気づきました。日本人的価値観から考えれば、このような質問はありふれている、と言うことはできません。しかし、「国際基準」で考えるとこのような質問は最もよく聞かれる質問の1つです。今から振り返って考えるに、この1つの質問が大きな1つのきっかけになったように思います。アイスランドから帰国した後、「なぜ海外の人はあのような質問をするのだろう」と考え始め、「勉強をすることに一生懸命で誇りをもっているのではないか」と考えるように至りました。そして、一生懸命勉強するなら、一生懸命に勉強をできる環境で、それに励んでみたいな、という気持ちが沸き始めました。正直なところ、私はよくあるような「国際交流をしたいから」留学をしたわけではありません。安くはない金額、短くない期間を外国で過ごすわけですから、それなりの覚悟や目標・目的をもって留学に臨もうと決めました。

その大学に留学をしたいと思ったのはなぜですか?

私はKing’s College Londonという大学に留学しました。私の専攻は地理学であり、自身の専攻に基づいた、興味関心を満たすことのできるカリキュラムがあるか、などを大学ホームページから調べ上げました。自身がやりたい勉強ができないのであれば、どんなに良い大学でも留学するべきではないと思います。やりたくない勉強をハイレベルな環境で集中し続けることはほぼ不可能だからです。また、留学をする際に志望動機(Personal Statement)を書くことになりますが、そこで自身がなぜその志望する大学に行きたいのか、ということを書く必要があります。その際にやはり「なぜ自分が留学したいのか、留学する必要があるのか」ということを自問自答することになります。自分を欺くことは簡単ですが、やはりやりたい勉強をしたほうが良いのではないでしょうか。このような簡単ではないプロセスで自問自答を繰り返し、King’s College Londonを選択しました。そこでは、かけがえのない友人や尊敬できる先輩、先生方などに出会うことができました。

IELTSをはじめて受けたのはいつですか?また、その時の印象・スコア結果はいかがでしたか?

IELTSを初めて受験したのは2014年の10月です。初めて取得したスコアは6でしたが、その2か月くらい前から勉強をしていました。おそらく勉強を始めたことは右も左もわからない状態でしたので、初めて自分で解いたスコアは4.5ぐらいだったのではないでしょうか。初めて受験した際は、ものすごく緊張したことをよく覚えています。特にスピーキングではネイティブの面接官と1対1での話し合い、のような形になるので,よほどテスト慣れをしているか英語が得意で話すことに慣れていないと緊張すると思います。またWritten examsでも約3時間ほとんど休憩がないので、日ごろかテストを意識していないと、どんなに英語力があっても集中力が切れてしまうと思います。

IELTSスコアを伸ばすために、どのようなテスト対策をしましたか?(受験回数およびスコアの伸長率など含む)

King’s College London留学前に2回受験し、幸いにも2回目で7.0を取得することができました。もともと得意だったReadingでは、8.0を取ることもできました。テスト対策は主に、IELTSの過去問集をおそらく5回は解いたと思います。またListeningは毎回解き終わった後に、シャドーイングを3回していました。シャドーイングを入れると毎回3時間くらいListeningの勉強だけでかかってしまいますが、7.5を取ることができましたし、おそらく効果があると思います。WrigintやSpeakingといったいわゆるアウトプット系の勉強は、個人で行うにはやはり限界があると思います。特にネイティブの方にしかわからないような発音の差異や語法は難しいです。私は内気な性格なので、学内の英語講座などは取らずに、自分自身で勉強しましたが、やはり使えるリソースはたくさん使って勉強を進めたほうが良いと思います。ちなみに留学後はReadingで8.5を取ることが出来ました。

IELTSの経験は、現地大学での取り組みにどのような影響を与えましたか?

IELTSで勉強した内容は、かなりイギリス留学中に役に立ちました。例えば,Writingの構成の仕方である、Introduction Body Conclusionは、現地でエッセイを書く際に参考になりました。IELTSでは、パート1で150字、パート2で250字という少ない語数(現地では最低でも2000字)でしたが、このことが逆に短い文章の中でいかに自分の意見を構成するかを鍛える訓練になったと思います。またReadingでも、IELTSの勉強を通して、短い時間でキーワードをを拾い要旨を理解する訓練になったと思います。またイギリスに限って言えば、IELTSはほとんどすべての留学生が受験しているので、話のネタにもなりました。

留学を終えて、今後の将来プランを教えてください。

私は、King’s College Londonに一年間留学し、帰国しましたが、また来年の9月にUniversity College LondonのMaster of Science課程 (日本で言う修士課程)に幸いにも合格しましたので、ロンドン留学を再度する予定です。私の尊敬する先輩に、「自分の興味のあることを徹底的に突き詰めることほどのエクスタシーはこの世に存在しない。そしてその辛さと快感を噛み締めて欲しい」と言われました。その方とは、ひょんなきっかけでkIng’s College Londonに留学中に出会いました。まずは、この言葉通り、自分の興味関心を世界最高学府の一つであるUCLで徹底的に突き詰めたいと思います.

今後留学を控えている方に一言アドバイスをお願いします。

迷っているなら積極的に留学したほうが良いと思います。ただ大学に遊びに行くわけではないので、勉強してみたいことや、やりたいことが無い方はあまり意味がないと思います。日本でできることを海外でしてもあまり得るものはありません。つまり、目的意識があればきっと実りがある留学になり、多くのかけがえのない友人関係や経験を築き、得ることが出来ると思います。ロンドンに来る際は是非連絡して下さい(笑)

▸西脇さんの留学先大学King’s College Londonの詳細はこちら

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